くにちゃんランドに来ると起きる “ちいさな魔法”
- くにちゃん
- 5月14日
- 読了時間: 2分
くにちゃんランドに来ると起きる “ちいさな魔法”
「オモテナシはありません」「寄り添いません」「期待されても困ります」
そんな看板を掲げている(?)くにちゃんランド。
でも実は、そこにふらりと足を踏み入れた人には、
“ちいさな魔法”が起きているのです。
■ まず、拍子抜けします(笑)
「くにちゃんが何かしてくれるのかな」「何か意味のある場なのかな」
ちょっと緊張して来た人ほど、最初に思うのは――
「……あれ? 何も起きないんだけど」
この拍子抜けこそが、第一の魔法。
予定調和も、説明も、司会進行もなくて、とりあえず座って、
何となくお茶を飲んでるだけ。でも、気がつくと心がゆるんでる。
■ 次に、しゃべってる自分に気づきます
何気ない雑談。なんとなく誰かとしゃべっている。 でもそれが、どこか心の奥を開くようなやり取りになる。
「え?こんなこと、なんで今話してるんだろう」「あれ…なんか泣きそう…?」
くにちゃんは特に聞いてもないのに、勝手に話し出す自分にびっくりする。
■ そして、帰る頃に「また来よっかな」と思ってる
何があったわけでもない。何かをもらったわけでもない。 でも、なぜかまた来たくなる。
この“ふわっと感”が、くにちゃんランドの真骨頂。
■ 魔法の正体は「主役がいないこと」
なぜ魔法が起きるのか?
たぶんそれは、誰も主役になっていないから。 くにちゃんは、主催者っぽく見えて、主催してない。 集まった人も、誰かの“お客さん”にならない。
「それぞれが、ただ、その人として、いるだけ。」
それが、心を勝手に整えてくれる。
■ ゼニーバの家とくにちゃんランド
ゼニーバの家にも、魔法はあった。 でもあれは「呪文」じゃなくて、「空気感」。 手を動かして、静かに過ごす中で、自分の輪郭が戻ってくる。
くにちゃんランドも同じ。
無言の魔法が、日常のまま起きている。
■ おわりに:「ちいさな魔法」は、勝手に起こるからいい
くにちゃんは、何もしてない。だから、何かが自然に起きる。
それを“魔法”と呼ぶなら、くにちゃんランドは、魔法が勝手に湧いてくる場所。
来た人が、しゃべって、笑って、少しだけ自分に出会って帰る。
そんな「ちいさな魔法」が、今日もどこかで起きているのです。
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